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ゆうやなうれ宮古島プロジェクトは、世界の海岸を清掃する地域コーディネーターです。

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海岸漂着物の処理に関する対応策 (ENV-4)

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高波の後
TAB INDEX
ENV 環境プロジェクト Top
ENV-1 珊瑚礁と海岸資源の保護
ENV-2 島の景観と植物の保護
ENV-3 水資源の安定供給
ENV-4 海岸漂流物の処理
ENV-5 森の造成
ENV-5a グリーンベルトアイデア集
ENV-6 グリーンエネルギーの導入
ENV-7 包括的環境問題

プロジェクトテーマ:
南西諸島が大陸に近いことを改めて実感させられるのが漂着ゴミです。特に漁具やペットボトル、発泡スチロール、ショッピングバッグ、オイル缶など、中国文字、ハングル文字、そしてベトナムやフイリピン製の表記の有るペットボトルなど、国際色豊か。
問題はこの漂着ゴミの回収費用と処理方法です。
このまま残しておくと高潮でゴミは再び海に戻り、海洋生物の生態系に大きな影響を与えます。 このクラスターでは、低コストで継続的に漂着ゴミを回収する方法とその処理方法について検討します。
Miyakojima Project
 
プロジェクト キーワード

プラスチック製品、ビニール袋、ペットボトル、漁具、流木、発砲スチロール、中国語や韓国語が書かれた各種漂着物(中には注射器を含む医療廃棄物も)、処理コスト、リサイクル、塩水に浸かった流木の再利用法、
 

010
2月13日発行のアメリカの科学誌サイエンスに、「陸地から海へ流出するプラスチックゴミに関する研究報告」が掲載されました。
サイエンスは、世界的にも最大級の学術団体、アメリカ科学振興協会(American Association for the Advancement of Science; AAAS)が発行する科学誌です。 この研究報告は、ジョージア大学、カリフォルニア大学、ノースカロライナ大学などアメリカとオーストラリアの7つの大学と研究所による共同研究をまとめたもので、これまで実施されることの無かった広範囲の国々と、それぞれの国々の内陸部から海に流出するプラスチック量を具体的に数値化したことに大きな意義があります。 宮古島プロジェクト、宮古島キッズネットではサイエンス誌に掲載された報告書を翻訳し、その概要をご紹介します。

「陸地から海へ流出するプラスチックゴミに関する新研究報告」

これまで、海洋環境におけるプラスチックゴミに関しては多くの調査報告がありますが、陸地から海へ流出するプラスチックの量に関しての世界的規模での調査は、なされていませんでした。 1975年には船舶、軍事作戦、船舶事故により発生する年間の海洋へのゴミの流出物の総量を580万トン〈MT〉と推定しましたが、海洋におけるプラスチックに限定した汚染の最初の報告は、1970年代初めに科学文献に登場しました。しかし40年以上たっても、海洋環境に流出するプラスチックゴミの厳密な推定量と流出経路に関しては明らかにされていませんでした。 海上での船舶からのプラスチック廃棄は禁止されています。しかし、廃棄行為はまだ行なわれています。 また、海洋ゴミの80%は陸地に由来するとも言われていますが、この推定はこれまで十分に実証されておらず、陸地から海洋環境に流出するゴミの全体量を把握できる状況ではありませんでした。 一方、今回の調査では世界中の固形廃棄物、人口密度、経済状態などのデーターを関連付けることで、陸地から海に流れ出すプラスチックゴミの全体量を見積もりました。
また、人口規模とプラスチック容器やプラスチック製品の購入量、どのように廃棄されるかの動向調査と自治体などの廃棄物管理能力を調べることで、どの国が大量のプラスチックゴミを海に流出させているかを究明することが出来ます。 その結果、2010年、世界の192カ国の海に接する国々では2.75億トンのプラスチックゴミが発生し、そのうち480万〜1,270万トンが海へ流出したものとみられます。

国別ランキングとおおよその放出量は以下のようになっています。

1.  中国 132 353万トン
 
2.  インドネシア 48 129万トン  

3.

 フィリピン 28 75万トン  
4.  ベトナム 28 73万トン  
5.  スリランカ 24 64万トン  
6.  タイ 15 41万トン  
7.  エジプト 15 39万トン  
8.  マレーシア 14 37万トン  
9.  ナイジェリア 13 34万トン  
10.  バングラデシュ 12 31万トン  
11.  南アフリカ 9 25 万トン  
12.  インド 9 24万トン  
13.  アルジェリア 8 21万トン  
14.  トルコ 7 19万トン  
15.  パキスタン 7 19万トン  
16.  ブラジル 7 19万トン  
17.  ビルマ 7 18万トン  
18.  モロッコ 5 12万トン  
19.  北朝鮮 5 12万トン  
20.  アメリカ 4 11万トン  
 
 
 
 
 
 

また、今回の研究発表で注目すべきことは廃棄物管理基盤の改善がなければ、陸地から海へ流出するプラスチックゴミは2025年までにさらに莫大な量になり、最低でも年間9,000万トン、中間レンジで 1億5千万トン、最大では約2億5千万トンになるものと予測しています。
つまり、10年後に世界の海に流出するプラスチック総量は、対策を講じない限り最低でも現在の20倍となるのです。

参考文献:
Plastic waste inputs from land into the ocean
Jenna R. Jambeck, Roland Geyer, Chris Wilcox, Theodore R. Siegler, Miriam Perryman, Anthony Andrady, Ramani Narayan, Kara Lavender Law
Sciencemag.org 13 FEBRUARY 2015 ・ Vol. 347 ISSUE 6223/768/suppl/DC1

ここまでが、「陸地から海へ流出するプラスチックゴミに関する研究報告」の概要です。 沖縄で暮らす私たちは、国際的に見ても最もプラスチック廃棄量の多い中国からわずか450km から650kmというごく近くに住み、漂流ゴミの太平洋大循環コースで考えると、ほぼ川下流出海域という環境で生活しています。
放出量が2025年には20倍になるとすると、宮古島の海岸への漂着量も比例して増加する事を想定し、今から数々の対応策が必要となります。
従来のような、市民ボランティアの善意で片付けるというのは物理的に不可能な量になり、間もなく各自治体での処理能力を超えてしまい、膨大な新処理施設の建設と運用費を負担し続ける時代となります。 そのような将来負担を少しでも軽くするための最も大事な対応のひとつが川上対策です。 川上対策とは、川の上流から河口にいたる地域で川にゴミを投げ捨てる事や、川につながる水路にゴミを放置しない事をいいます。川上対策とは、川の上流から河口にいたる地域で川にゴミを投げ捨てる事や、川につながる水路にゴミを放置しない事をいいます。

沖縄県民は、河川からの流出量の多い中国に対し川への投棄を減少させるための積極的な働きかけを行うよう県や国に求める必要があります。 また、沖縄では中国と直接民間チャンネルを持つ人や組織も多いと言われていますので、沖縄の美しい海と漁業、環境、県民の健康を守るために、中国各地での川へのゴミの投棄を減少させるための呼びかけと実施を求めて直接働きかけを行って頂きたいと考えます。
(宮古島プロジェクト 運営管理部)

009


宮古島プロジェクトでは本格的な漂流ゴミ及び海岸漂着ゴミの調査・清掃を開始しました。 10月3日に行われた調査内容の内訳は、詳細分析データを除き専用ページ、 漂流・漂着ゴミ対策研究プログラム "PRIORITY No. 1"(プライオリティ・ナンバーワン) にあります。
(宮古島プロジェクト 運営管理部)
 
008


毎年行われています国際海岸清掃の日、今年は9月25日に実施されます。 宮古島でもあわせて9月25日に実施予定です。 ゆうやなうれネット 宮古島プロジェクトも現在地域コーディネーターとして主催組織であるオーシャン・コンザーバンシーの本部と具体的実施方法について協議中です。 内容がまとまり次第、ブログおよびこのサイト上でご案内いたしますので、多くの皆様がご参加下さいますよう、お願い申し上げます。
(宮古島プロジェクト 運営管理部)
 
007
宮古島プロジェクトの目指す漂着ゴミ処理対策

宮古島プロジェクトの活動方針は常に島民の負担をいかにして軽減できるかであり、さらに負担軽減分をいかに生活の向上財源として運用するかにあります。
また財政難に悩む離島の行政当局にも、いかに財政負担を軽減させ、その分を児童福祉・厚生事業費等に充当するかについての究明をプラットフォーム上で続けることです。
この観点から漂着ゴミの処理対策を考えるとき、以下の3点からの推進方式が考えられます。

1 前提:
  漂着ゴミ問題は始まったばかりであり、今後は東南アジア地域のGNP比率の上昇に応じるかのように生活廃棄物の量が増し、間違いなくアジア地域に住む人々の環境保護意識の広まりをはるかに凌駕するスピードで、生活や産業廃棄物が河川経由で海洋に流出します。
単なるイベントや特定の日だけに限った清掃では到底追いつかない量のゴミがおしよせ、離島では本格的対応を求められることになります。
美しいビーチを持つ私達の漂着ゴミとの長い戦いは始まったばかりです。
 
2 離島での処理能力:
  漂着物のプラスチックや発泡スチロールを焼却処理するときに発生する毒性ガスやダイオキシンといった有害物質の問題のみならず、海水に長期間浸かっていた漂着物を処理することによる塩分による腐食や完全処理のために炉内温度を通常より上昇させるので、処理施設の故障や耐用年数の短縮につながる等、漂着物処理は地域の行政に大きな負担となります。
つまり、今後際限なく打ち寄せるであろう漂着ゴミを島の自治体負担で焼却処理を続けるにしても、財政的、機能的に極めて制限された量しか処理しきれないという現実があります。
   
3 現実的アプローチの原則:
  離島の漂着ゴミを処理するためには、限定された幾つかの条件範囲内で進めていくことが最も現実的であり、以下のような方式を採用することで、はじめて次世代に向けて継続的に処理を続けていくことが可能となります。
   
(1) ボランティアグループやイベント行事で海岸清掃をする場合は、必ず行政側と処理能力や焼却スケジュールの刷りあわせを行い、一旦集めた漂着ゴミが処理の見通しもなく海岸近くの一時集積所に長期にわたり放置され、二次飛散するなどの事態を避ける。
(2) 数百人単位のボランティアが参加するような規模の大きな清掃イベントを企画する団体や環境保護グループは、(1) の状況を防止するためにも、行政との間で確実に処理できるための焼却スケジュールの打ち合わせを事前に行い、完全処理の見通しが立った数量に限った収集を行う。
(3) 大きな組織を持つ環境グループによる大掛かりな海岸清掃の場合は、収集した漂着ごみの焼却処理費負担を少なくするように、環境グループが募金運動も行い、出来るだけマッチングファンド(集めた分の焼却にかかる燃料費そのほかの絶対コストの50%にあたる費用)を地域の行政当局に提供することで、地域の焼却負担を和らげる。 マッチングファンド方式を採用するだけで、その地区での処理能力は単純計算で2倍になります。
(4) 全国や全県に大きな組織を持つ環境グループによる大掛かりな海岸清掃の場合は、原則として限られた処理能力しかない離島で焼却処理をするのではなく、コンテナーに収容し、島外の大型高性能焼却施設のあるところまで船舶により運搬、処理をおこなうことを原則としたプロジェクトとすること。 また、清掃活動を行う組織はスポンサーの協力を得てコンテナーの運送費までを保証する。

漂着ゴミの処理は、収集した全ての漂着ゴミを安全に焼却処理出来た時点で初めて目的を達したことになります。
そのためにも地域の焼却能力、財政能力、地域住民の協力体制、地域の処理能力を超えた漂着物に対応できる外部のサポート体制などが充分に機能することで、初めて継続的に漂着物の処理を実施することが出来ます。

(宮古島プロジェクト 運営管理部)

006
今後漂着ゴミの調査を継続させる重要性を考えるとき、004 Taka さんのフォローアップとして下記の太平洋海流大循環マップを用意しました。
宮古島の位置は、ちょうどアジア各地の海洋に流出したゴミが東シナ海を北上する海流と黒潮が合流し、太平洋への大漂流が始まる出口とも言える地域にあります。 ハワイ諸島北西部のレイサン島の例をあげるまでも無く、海流の大循環に乗って北太平洋の島々そしてやがて北米西海岸にも漂着するゴミの内容や量について出口調査をする意義はとても大きいと考えます。 宮古島プロジェクトでは今後漂着ゴミの調査報告事業を充実させていきます。 

(宮古島プロジェクト 運営管理部)
Miyakojima Project
005
004さんの考えに同感です。 そこで一番現実的で有効な対処方は 「覚悟の自転車操業」です。 とにかく廃棄国と日本政府の交渉で改善効果が出るまでに何年かかるか見当も付きませんし、また漂着ゴミの処理施設も今回のように国の交付金が出たときにだけ対処するという方法では、量的にとても間に合いません。
せっかく宮古島市が 「きれいな海を全面に押し出した観光を推進」 しているのですから、市役所はもちろん、企業も地域のために事業規模に合わせた寄付を行って、 「きれいな海を全面に押し出した観光」をキャッチフレーズに終わらすことなく、自分達の身銭を使って実践し海岸をきれいに保ち続けることが大事だと思います。
宮古島の観光キャッチフレーズがそのまま観光客の印象と重なったときに、宮古島は観光立島として経済的な恩恵を受けることが出来るようになるでしょう。 (環)

004
003さんのコメントを読んでいて改めて考えさせられたのは、私達の隣人は今後益々モノを大量に作りだし、大量消費、大量廃棄の時代へと移行していくという事。
私達の海岸での漂着ゴミの状況がどのように変化するかは、この隣人達が 川や海への投棄を自制を持って中止するまであと何年待てばいいのか、にかかっています。
途方も無い消費能力を持つ大国の隣に住んでいて、ゴミの大放出を抑えさせるにはどんな交渉が有効なのだろうか・・・・・?。 私はまだ答えを持っていないだけに、このクラスターではぜひとも継続的に良き提案を掲載してほしいと思います。 (Taka)

003
今年の7月「海岸漂着物処理推進法」が成立したそうですね。 「海岸管理者である都道府県がゴミの処理に必要な措置を講じる義務と、国がゴミの処理に必要な費用を補助する義務を負う」という法案です。 今まで予算がないという理由で先延ばしされてきた漂着ゴミ問題も、1,100万円の国の交付金に宮古島市も100万円を上乗せし1,200万円の予算で簡易焼却炉を初めて設置したことで、漂着ゴミの処理スピードが多少は改善されると思います。
宮古島に流れ着く多くのゴミの出先が中国、韓国、台湾などの外国なんで、ゴミ問題を国同士で取り組むようにしなければ、漂着ゴミ問題は永遠に解決しないと思います。 まずは正確なゴミのデーターを作って、ゴミ流出先(流出国)にも理解を得るようにしたらいいと思います。  (下地)

002
9月19日はワシントンDCに本部をおく海洋環境の研究・保護組織、オーシャン・コンザーバンシー主催の 「世界のビーチ清掃日」 でした。 今年で25年目を向かえるこの事業は世界104ヶ国の海岸に約40万人のボランティアを集め行われました。
宮古島では今回初めて 「ゆうやなうれ宮古島プロジェクト」 が地域コーディネーターとしてオーシャン・コンザーバンシーに公式登録され、清掃活動を実施しました。
これまでは、独自の海岸清掃を行ってきましたが、今後はオーシャン・コンザーバンシーと協力し、オーシャンパートナーとして、宮古島を始め沖縄県の海岸における漂流物のデータベース作りを継続し、将来への対策を検討していく予定です。
 (大城)

001
漂着ゴミの最大の問題点は、島で再利用出来るものがほとんど無く、ペットボトルなど回収コストが高く、再利用のシステムに乗りにくい物が多いことです。
また発泡スチロールやゴム製品、ビニール製品など焼却処理の出来ないものも多いのが悩みです。漂着ゴミ対策は島の生活にとって大きな負担です。
 

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