宮古島
   
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  珊瑚礁と海岸資源の保護 (ENV-1)
海岸に打ち上げられた白化サンゴの山
   
プロジェクトテーマ:
  デリケートな生態を持つ珊瑚の白化原因は以前からある気象変動や台風に加え、最近の温暖化現象、農薬や化学肥料、赤土など、開発に関連する白化要因も多くなっています。
このクラスターは、各島の単位でどこまで人工的な白化要因を抑え珊瑚の生育環境を守ることが出来るかの検討を行います。
   
プロジェクト キーワード
  畑地に降った雨が直接海に流れ込まない方法、 赤土が海岸に流れ込まない防土提の工夫、コンクリートを使わない防土堤の研究、珊瑚の成育環境
   
TAB INDEX
ENV 環境プロジェクト TOP
ENV-1 珊瑚礁と海岸資源の保護
ENV-2 島の景観と植物の保護
ENV-3 水資源の安定供給
ENV-4 海岸漂流物の処理
ENV-5 森の造成
ENV-6 グリーンエネルギーの導入
ENV-7 包括的環境問題

007
島を離れると本当に島のために出来ることがないのか?

宮古島を離れ、東京の大学を卒業し、東京で就職した40代の男性です。
最近宮古島への里帰りを、おっくうに感じるようになりました。 理由は高校時代をふくめ宮古島の子どもの時からの友人と、話が合わなくなったというか、私の意見が非難される事が多くなってきているからです。

私は環境や地域問題の専門家でもないので、宮古島に戻った時に、見たまま感じたままを口にするだけなのですが、「島を出たおまえに、それを言う資格はないよ」 とか、「この島に残って頑張る覚悟の無かった者には、言われたくない。」 と、問題そのものについて語り合うことができません。

ほとんどの場合酒席でのやりとりですから、私もそれ以上は続けませんが、宮古島の旧友がまだ40代であり、しかもその多くが問題解決に立ち上がることが出来る社会的地位と、都会のサラリーマン暮らしの私などはとても及ばない経済的な安定の中で暮していることを考えると、あまりにも保守的であり、自分の人生の完結以外には興味が無いようにみえてしまいます。

じつは、不思議なもので臭いなのか、空気なのかはわかりませんが、会社や取引先で知り合った人たちのなかで、日本各地の離島出身の人たち 5人と気が合い、よく島の問題について話し合っています。

離島の問題は、沖縄であれ本土の島であれ共通する問題の多いことがよく分かります。
また、私が宮古島に帰ったときに味わう気分についても、他の人たちも似たような経験があるそうです。

いま私たちの話し合っている事は、島を離れると 島の環境保護や珊瑚を守るために出来ることがないのか? ということです。
(宮原)

006
毎年6月8日はWORLD OCEAN DAY (世界海洋の日) です。
WORLD OCEAN DAY は1992年、ブラジルのリオデジャネイロで開催された国際環境開発会議、通称“地球サミット”で制定された、海洋環境保護のための記念日です。
WORLD OCEAN DAY の目的は、世界各地の海に面した地域で暮らす人々の多くが、特別な環境保護組織に属していなくとも、“自己判断により海の環境を守るための行動に自発的に参加する”ように呼びかけることです。

それでは、“自己判断により海の環境を守るための行動に自発的に参加する”にはどのようなものが含まれるのでしょうか?
WORLD OCEAN DAY の組織事務所が上げているのは、次のようなことです。
1. 家庭や事務所での買い物袋を含む、プラスチックや発砲スチロール製品が海に流れ出したり、風で吹き飛ばされて海に落下しないようにする。出来るだけプラスチック製品を使わない。
2. 掃除や洗濯には化学薬品系を使わないか、出来るだけ使用量を制限し、化学物質が海に流出するのを防ぐ。 海もあなた方の家族と同じ守らなければいけない存在と考え、家族の健康にとって良くないものは、海にとっても良くないので、流さないようにしましょう。
3. 未処理の下水や、土砂が海に流れ込んでいる場所を見つけたらすぐに流れを止めて、流出を防ぎましょう。
4. 庭や垣根に使う草木は在来種を使いましょう。その土地に適応した条件下で繁殖してきた在来種は、化学肥料などの余分な追肥や薬品による防虫処理をしなくとも元気に育ちます。 在来種の最もすぐれた点は、その土地の気象条件に適応しているので、余分な水遣りの必要がなく、水の節約にもなります。
5. わざわざではなくとも、海岸に出かけるたびに、出来る範囲での海岸清掃を心がけましょう。その際には、海洋生物や鳥そして水辺の植物群にとって有害と思われるものを重点的に排除しましょう。
6. サンゴなど大切な海洋資源や海岸資源を採取しないことと、順調に育つために植物の周りの瓦礫を片付けるなど、周辺を整えましょう。

沖縄に住むほとんどの人が、WORLD OCEAN DAY の精神にそった行動が出来る環境にありますので、是非あなたの出来る範囲での行動を心がけて下さい。

(宮古島プロジェクト運営管理部)

005
004さんの提案に刺激されて色々調べていましたら、ランドスケープアートという分野があるのを初めて知りました。 その中でも、完全にモニュメントにこだわるアーティスト派と、サステーナブルな環境保護を実践しながら景観上の美を追求するエコ・アーティスト派があることが分かりました。
この中で私が注目したのは、ドイツのランドスケープ・アーティスト、ハーマン・プリガンさんです。 彼の作品は高知県土佐町のランドアート文化センターにもあるそうですが、美的景観を整えながら、実はその中に大きな環境上のメリットを併せ持っているという考え方が素晴らしいと思いました。 例えば、従来の土地形状をそのまま生かした公園で、中に小さな池があるのだけれども、実はその池の下には数倍から数十倍の貯水能力の有る大きな石を積んだ地下貯水槽を作っています。
この方法なら、キビ畑の水が直接海に流れこむ可能性の有る場所に採用することで海を救えるし、地下にためた水は旱魃期の農業用水にリサイクルでき、景観上も自然な海岸線を復活させることができると思います。 (原)

004
003で提案した 「自然育成型工法」 に関してはネット上で検索するとわかるように、コンセプトとしても技術的にもまだまだ開発途上であり、これから成長していかなければならない土木工法と考えます。
現在国内ではどちらかというと、ブロックやコンクリート、土木資材製造業者の商品の一部に自然育成型資材として開発されたものも多く、サスティナブルなより自然に近い形での保存を目的とした工事用素材としてはかなり開発の余地があります。
私が希望するのは、 このクラスターに土木設計者や業界より次々と新しい考え方と技術的提案が寄せられることです。 (嶺)

003
これまで、護岸工事をはじめ公共事業の多くは景気対策とか、失業対策といった経済事情が先にあって、業者は一刻も早く工事を終了し、支払い代金を受け取ることに集中するといった状況にもつながっていたのではないでしょうか? そのような事業形態に対する善し悪しの討議ではなく、一気に出来なくともよいので、着実に赤土や排水路の水やゴミ
が直接海に流れ込まない方式を探していきませんか?
私が考えているのは、既に土木業界で使われている自然育成型工法を徹底してやってもらうだけで、外観上自然であり、実際の流出防止効果もかなり期待出来ると考えています。
中でも人工建造物との印象を薄める効果の高い、野面石を使った崩れ積みなどが有効と考えますが、ただこの工法ですと、確かに人手が余計に掛かりますので工事期間が長くなり、単純に見積もって工費が高くつくという理屈になります。
しかし、 これからの公共事業はとにかく “限り有る税金をどのように無駄なく有効活用できるか” ですから、新技術や工法・施工手順の合理化はもちろん材料比較に至るまで、建設業者任せの見積もりではなく、建設業界を含め市民と地方行政の合同検討会を設け、コスト削減の方策を探る努力が必要です。 また、これまでのように補助がついた時に一気に実施するとの考えではなく、長期継続プロジェクトとして少しづつでも確実に改善していくことが良いと思います。(嶺)

002
私は解決法を持っていませんが、海岸線と陸地をコンクリート堤により分断しない赤土の流出防止方法を見つけたいという考え方は素晴らしいと思います。海外には参考例はないのでしょうか?
(Y.U)
001
これまでの赤土対策は海岸線に沿ってコンクリートの防土堤を作り、陸地と海岸線を完全に分断してしまい、美観上の問題に加え、生態系に大きな影響を与えています。
コンクリートの防土堤でなく、オカガニや陸上動物が海岸線に自由に行き来できる、生態系に影響を与えない緩衝帯のような防土工法を実現できたらと思います。
皆さんのアイデアをお寄せ下さい。


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